日本とフランスの年末年始の過ごし方の比較

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フランス文化・習慣

Salut ! こんにちは!

フランス人はクリスマスを盛大に祝いますが、年末年始はどんな過ごし方をしているかご存知ですか?

日本とは結構違うので、今回はそんな2国の違いを比較しながら、ご紹介します。

 

大掃除

日本

一年の間に溜まった家の汚れを落とし、新鮮な気持ちで新年を迎えるために、年末に大掃除をします。普段は掃除しないような細かいところまで入念に掃除しますよね。

フランス

年末に大掃除はしません。フランスには “Nettoyage de printemps” つまり春の大掃除があります。これはフランスだけでなく欧米諸国で共通の習慣です。なぜ春かというと、欧米では冬の間に暖炉を使用するので、そのすすで家が汚れます。そんなすす汚れを、暖かくなり暖炉を使用しなくなった春に掃除するためです。

 

誰と過ごす?

日本

人によって違うかと思いますが、クリスマスは恋人と、年末年始は家族とお家でまったり過ごす方が多いのではないでしょうか。

フランス

クリスマスは家族団らんで、年末年始は友人とパーティーというのが一般的です。31日は友人宅でたくさんお酒を飲み、元旦は二日酔いに苦しみ、何もしないという感じです。また、元旦はどこのお店も営業してないので外出する人は少ないです。散歩やちょっとしたスポーツをするくらいです。

 

料理

日本

12月31日に年越し蕎麦を食べ、

 

https://www.ielove.co.jp/column/contents/01082/

正月におせち料理やもちを食べます。

https://cookbiz.jp/soken/culture/osechi_yurai/

なので、年末から買い物や準備に大忙しですね。

年越しそばは、健康や運気が上がるためで、おせち料理は、具材それぞれにおめでたい意味があり、重箱に入れるのも幸せを重ねるためです。

フランス

人によりますが、31日はクリスマスの食事と似ていて、フォアグラやシーフード、シャンパンを楽しむ方や、ブッフェ形式の軽食とお酒とパーティーを楽しむ方に分かれます。元旦は特に決まった料理はありません。

でも、フランスでは新年に家族や友人たちと食べるガレット・デ・ロワというお菓子があります。ガレット・デ・ロワは、1月6日の公現祭(エピファニー:Epiphanie)をお祝するためのお菓子ですが、現在では1月中であればいつでもいいそうです。

https://pastryfreak.fr/2017/01/07/galette-des-rois-frangipane/

ガレット・デ・ロワの詳しい内容は下記にまとめてあります。
▶︎簡単で美味しいガレット・デ・ロワの作り方

 

伝統飾り

日本

正月飾りの門松、しめ飾り、鏡餅は、クリスマスが終わってから飾り始めるのが一般的です。しかし、29日(二重苦)と31日(一夜飾り)は縁起が悪いので避けましょう。片付けるのは、地域によって違うそうですが、松の内が過ぎたら片付けます。関東は1月7日、関西は1月15日です。

https://en.wiktionary.org/wiki/%E9%96%80%E6%9D%BE

https://allabout.co.jp/gm/gc/434219/

https://matcha-jp.com/jp/1400

フランス

日本の正月飾りにあたるのがギ(gui)という花です。年が変わる0時ぴったりにギという花の下でキスをすると幸運がもたらされるいうのが伝統で残っています。しかし、現在これを行っている人は少ないです。また、元旦が過ぎればすぐに片付けてしまいます。

https://www.teteamodeler.com/le-gui-et-le-houx-du-nouvel-an

 

新年の挨拶

日本

友人や会社の方へ年賀状を送ります。最近では、SNSやメールで済ませてしまう方も増えてきています。

フランス

年賀状のようなものはなく、最近の日本のようにSNSやメールで家族や友人とメッセージを送り合うのが一般的です。

 

TV番組

日本

31日といったら紅白歌合戦ですね。最近は、“ガキ使 笑ってはいけない”が人気です。そして元旦はニューイヤー駅伝

フランス

フランスにも紅白歌合戦のような番組があります。

Stéphane Bern が司会の “Cette soirée du 31 décembre à Versailles sur France 2, c’est l’espoir de 2021” という番組です。親世代の歌手から最近人気の歌手まで、全世代が楽しめるような番組です。

 

その他

日本

新年といったら福袋を買う人たちが行列を作ります。人気のあるお店の福袋は入手こんなんだったりして、毎年争奪戦が繰り広げられますね。

そして子どもにとって待ち遠しいのは、お年玉!何歳までもらえるかというのはその家庭によって違うかと思います。子どもにとっては、楽しみなイベントですね。

フランス

福袋もお年玉もありません。子どもにとってはお正月は日本で過ごす方がお得かもしれませんね。

 

まとめ

フランスはクリスマスを盛大に、日本は正月を盛大にという違いがあったのがわかりますね。共通点はフランス人も日本人もクリスマスから年末年始のホリデー中に食べまくるということでしょうかね。

私の理想は、クリスマスはフランスで過ごし、お正月は日本で過ごすという食い倒れプランです!

今年も一年あなたにとって素敵な一年になりますように!!

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