簡単で美味しいガレット・デ・ロワの作り方

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簡単おやつレシピ

フランス人が新年に食べる伝統菓子ガレット・デ・ロワをご存知ですか?

見た目も美しいですが、味もとっても美味しいです。最近では日本のフランス菓子店で購入できるこのガレット・デ・ロワできますが、今回はこのガレット・デ・ロワについての知識お家で作れるレシピをご紹介しますので、是非試してみてください。

 

ガレット・デ・ロワとは?

ガレット・デ・ロワ (Galette des rois) とは、直訳すると王様のお菓子といい、フランスで新年に食べられている伝統菓子です。1月6日の公現祭 (エピファニー:Epiphanie) をお祝するためのお菓子ですが、現在では1月中であればいつでもいいそうです。

どんなお菓子かというと、パイ生地の中にアーモンドクリームとカスタードクリームが入っているお菓子です。昔は中にフェーブという空豆を入れていましたが、今は陶器の小さな人形を入れています。家族の中で一番小さな子どもが目隠しをし、切り分けている大人に誰がどれを食べるかを指示します。そして、食べたお菓子の中にフェーブが入っていた人は、その日1日紙の王冠をかぶり、キングまたはクイーンなり祝福されます。

 

ガレット・デ・ロワの材料

*今回のレシピは、ガレット・デ・ロワ2個分。

パイ生地 (une pâte feuilletée inversée)の材料

デトランプ (パイ生地の基礎部分) / Détrempe
250g 小麦粉
50g バター (常温)
125g 水
10g 塩
バター生地 / Pâton au beurre
400g バター (常温)
150g 小麦粉

中身のクリームの材料

アーモンドクリーム / La crème aux amandes
150g  バター(常温にしておく)
150g  アーモンドパウダー
150g  粉砂糖
90g  卵
15g  コーンフラワー
カスタードクリーム / La crème pâtissière
140g 全乳
10g  全脂乳粉
35g  卵黄
35g  砂糖
5g    小麦粉
15g  バター
少々 バニラ
仕上げ用 / Dorure (焼く前に表面に塗る。)
1個    卵
50g 牛乳
10g 砂糖

 

ガレット・デ・ロワの作り方

C’est parti ! 始めましょう!

パイ生地作り

▼デトランプ (パイ生地の基礎部分)

  1. ボウルに小麦粉とバターを入れ、パラパラするまで混ぜる。
  2. 塩を水で溶かしておき、塩水を全てボウルに加え、手で混ぜる。
    *キッチンエイドがある場合は、全て入れ一気に混ぜる。
    *この時点での生地は、かなり柔らかく、少しべたついています。
  3. 生地をラップにのせ、厚さ2〜3cm の長方形になるように成形する。冷蔵庫で保存。

▼バター生地

  1. ボウルに小麦粉とバターを入れ、手でよく混ぜる。
  2. 均一に混ざったら、デトランプ生地と同じように厚さ2〜3cm の長方形に成形する。
  3. 冷蔵庫で30分以上置く。

▼2つの生地を合わせる工程

  1. 2つの生地の弾力が同じであるかチェック (同じだったらOK)。
    食感が変わってしまうので、作業台に小麦粉をふり過ぎないように注意!
  2. バター生地の長さをデトランプ生地の2倍に伸ばし、バター生地でデトランプ生地を挟む。
    下からバター生地・デトランプ生地・バター生地となるように包む。
  3. 生地を最初のサイズの4倍に伸ばす。(縦長に伸ばしていく。)
  4. 側面を中央に向けて4つ折りにする。(最終的に長方形になる。)

  5. 生地をラップで包み、最低1時間は冷蔵庫で冷やす。
  6. 1時間以上冷蔵庫で寝かせた生地を、また縦長に伸ばしていく。
  7. また同じように側面を中央に向けて4つ折りにする。
  8. 再度ラップをして冷蔵庫で30分保存。
  9. 生地を今度は3倍の長さに伸ばし、三つ折りにする。
    生地はガレット・デ・ロワ2個分なので、一個しか作らない場合は、生地を半分に切り、使わないもう半分は冷凍庫で保存する

中身のクリーム作り

▼アーモンドクリーム作り

  1. バター、アーモンドパウダー、粉砂糖、コーンフラワーをボウルの中で混ぜる。
  2. 卵を加えて混ぜる。

  3. 冷蔵庫に入れておいておく。

 

▼クレームパティシエ作り

  1. 鍋に全乳を入れ加熱し、25gの砂糖を加える。
    (ここでは砂糖は全量ではなく、35g中の25gを使うので注意!)
  2. ボウルに卵黄、小麦粉、全脂乳粉、バニラ、残りの砂糖(10g)を入れて、混ぜる。
  3. 鍋の全乳が沸騰したら、全乳をボウルに注ぎ、泡立て器で混ぜる。
  4. 混ぜた材料を鍋に戻し、弱火にかける。
  5. 泡立て器で沸騰するまで混ぜる。
  6. 沸騰してから5分間混ぜ続ける。
  7. 火を止め、冷ます。
  8. 50℃まで温度が下がったら、バターを加えよく混ぜる。
  9. ボウルに出来上がったカスタードクリームを入れ、ラップをし冷蔵庫で保存。
    (クリームの表面が乾かないように、ラップはクリームに密着させる。)

▼2種のクリームを合わせる / La crème frangipane

両方できたら、2種のクリームを混ぜる。
*アーモンドクリーム(500g), カスタードクリーム(150g)になっているはず。

 

仕上げ

  1. 先ほど2等分した半分の生地を薄く伸ばし、写真のように生地を丸く2個分カットする。
  2. 一枚の生地の上にクリームをのせる。
    *フェーブを入れる場合は、この段階でクリームの中に入れる。

  3. もう一枚の生地を上に乗せ、生地同士で重なった部分に水をつけ、餃子のように生地を密着させる。
  4. 生地の表面に、ナイフで好きな柄を描く。
  5. 仕上げ用に用意しておいた卵、砂糖、牛乳を混ぜたものを生地の表面に塗る。
  6. 200℃に熱しておいたオーブンで、25〜35分焼いたらできあがり!
     
    いい感じに焼けました!

 

Shiho
Shiho

Bon appétit ! (ボナペティ) いただきます!

 

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は家にあった直径22cmの型を使いました。

このレシピで甘すぎると思った方は、次回は砂糖の量を少なめにして作ってみてください。
ちなみに、家では砂糖の量を半分にして作ってみましたが、半分だと甘さが物足りなかったです。
参考まで。

今回参考にしたレシピはこちらです。
もっと細かい工程の写真を見たい場合は、こちらから確認してください。
パイ生地 ガレット・デ・ロワ

余ったパイ生地も、チーズを乗せてオーブンで焼いて美味しくいただきました。

最近では、レシピもお店によってチョコレートを使ったものや、他にもいろんなアレンジがされたレシピがあります。今回は一般的なレシピを紹介しました。

それでは、また! À bientôt !

 

 

 

 

 

Comments

  1. フランス行ってみたい says:

    とても美味しそうですね😆