フランス学生ビザ申請方法、申請書類、申請費用、入国後の登録などを詳しく解説

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フランス移住

フランスの学生ビザを取りたいけど、申請方法ってややこしいのかな?何をどこに提出すればいいの?と思っていませんか?

そんなあなたのために、学生ビザの申請方法や申請に必要な書類、費用に関してご紹介します。

面倒臭いかもしれませんが大事なことなので、時間の余裕を持ってしっかり準備しましょう。

ただし、現在申請方法や申請書類の変更等ある可能性もありますので、一番下に貼ったCAMPUS FRANCEとフランス大使館から出る情報を常に確認するようにしてください。

学生ビザについて

フランスで4ヶ月〜1年留学するためには、長期学生ビザ ( VLS-TS ) を取得する必要があります。このビザを取得した場合、週に20時間まで、年間にすると964時間まで働くことが許可されています。また、このビザがあれば、ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国への旅行が可能です。

取得したビザがVLS-Tの場合は、就労は許可されていないので気をつけてください。
教育機関の受入許可が6か月未満の場合は、VLS-Tのビザが交付される可能性があるようです。

学生ビザ申請方法

この申請方法は、語学留学や音楽留学、専門分野留学、博士課程などが対象です。

DAP枠での申請の場合こちらをご確認ください。

学校を決めて、学生ビザ取得に仮登録許可証 / 受入許可証の発行を学校にお願いする

留学先の学校に連絡し、仮登録許可証または受入許可証原本を郵送してもらいます。仮登録や受入のために、学費を全額またはデポジットとして何%か払う必要があります。金額等の規定に関しては、学校のホームページで確認してください。

仮登録許可証または受入許可証に、下記6点を明記するよう学校側に念押ししてください。(郵送されてきてから書類の不備が見つかったのでは、再送してもらうまでに時間がかかるため。)

・あなたの氏名
・登録した学校の正式なレターヘッド
・プログラムの登録期間(年度と日付)
・週あたりの授業時間数(語学学校の場合)
・学校の印鑑(直印)
・担当者の直筆のサイン

CAMPUS FRANCEの“Etudes en France” での手続き

大使館にビザを申請する前に必要となるのが、CAMPUS FRANCE “Etudes en France” での手続きです。

① CAMPUS FRANCEの“Etudes en France” でアカウントを作成

この手続きは3ヶ月以上フランスに留学する方に義務付けられています。ただし、研究者ビザやワーキングホリデービザを取得予定の方などは手続きの必要がありません。詳しくはこちらをご確認ください。

アカウント作成方法

1. CAMPUS FRANCEのホーム画面の手続きを押す
2. “Etudes en France” アカウントを作成・ログインを押す
3. 左側にある Je m’inscris (仏) / Register (英) を押す
4. 必要な情報を英語フランス語で入力し、下の《アカウントを作成する》ボタンを押す
5. メールが送られてくるので、48時間以内に手続きを完了する。
* 48時間以内に完了しないと、やりなおしです。

② CAMPUS FRANCEの“Etudes en France”のオンラインフォーム記入

自分のアカウントにログインし、受入許可が下りている場合を選ぶ。

オンラインフォームには、あなたの個人情報学歴・学位、言語能力などを英語フランス語で記入します。

また、スキャンした写真、履歴書、卒業証明書、フランス語または英語のレベルを証明できる書類を用意する必要があります。(添付する書類は全て英語かフランス語)

さらに、志望動機を1500字以内で書く欄があります。内容は、フランス留学を決めた動機、留学先の学校を選んだ理由、達成したい目標や将来の展望などです。この内容が入ってないと受理されないので字数ぎりぎりまで自分の熱い思いを書きましょう。

Shiho
Shiho

記入漏れや書類が添付されていない場合は、 《未完了》と表示されます。全て《完了》となったら提出しましょう。CAMPUS FRANCEが認証するまでに1週間ほどかかります。

 

 

③ CAMPUS FRANCEに手続き料金を払う

オンランフォームが認証されたら、自分のアカウントに手続き料金の支払いを促すメッセージが表示されるので、そのメッセージ内の指定された銀行口座に手続き料金 20,800円を振り込みます。振り込みの際に、連絡欄CAMPUS FRANCEのアカウント番号 JPOO-OOOOO自分の名前を忘れずに記入してください。

振り込みが終わったら、同じアカウントページの《支払いを済ませました》ボタンを押します。

④ CAMPUS FRANCEの面接を予約する

振り込みが確認されたら、面接予約の案内のメッセージが届きます。面接地日時を選んで、予約を完了してください。

面接時の必要書類

・面接予約表を印刷したもの
・オンラインフォームに添付した全ての書類の原本
・身分証明書 (入り口で提示)
面接は、日本語で行われました。面接と言うより面談という感じで緊張はしない雰囲気です。
内容は、持って行った書類の原本を確認したり、自分の経歴を改めて説明したり、志望動機なども聞かれました。提出書類や履歴書の内容の確認といった感じです。

フランス語のレベルをチェックするために、フランス語で自己紹介をしてくださいとも言われましたので、ちょっと練習しておいたほうがいいかもしれません。ここで落とされるとかはないと思いますが、念のため。

 

 面接後、フランス大使館の予約を取り、ビザを申請する

フランスのビザ申請は、フランス入国日の3ヶ月前からできます。
申請前の注意事項を必ず読んでください。

フランス大使館の予約を取る
予約方法の翻訳バーションはこのページ内のPDFファイルを参照。(←これを見ながらの方が間違えることなく安心して予約が取れますよ。)

用意する書類

・印刷した予約表
ビザ申請書類
・申請書類チェックリスト
・パスポート原本+証明写真ページのコピー (10年以内に発行されていて、3ヶ月以上の有効があるもの)
・申請料 50€相当の日本円
・学校の受入証明書
・経済許可書 (月額615€以上の経済力を証明できる額)

・レターパック510赤 (パスポートを郵送してもらう用)
・証明写真1枚 (正面、無帽、白背景、35x45mm )

*現在変更されている可能性もあるので、こちらをチェックしてください。
*書類は全てコピーを一枚ずつつけましょう。

ビザ付きパスポートを受け取る

約2週間ほどでビザが貼られたパスポートが郵送で届きます。

フランス入国後3ヶ月以内にOFII (フランス移民局)のサイトで登録

3ヶ月以内に行わなかった場合は、ビザが失効し、不法滞在扱いになるので忘れずに行ってください。

登録方法

① OFIIのサイトにアクセスし、クレジットカードで50払い、メールで電子印紙 (Timbre fiscale éléctronique )をメールで受け取る。金額は変更される可能性があるので、こちらで確認。
② サイトで学生ビザの番号を登録する。
③ 必要な情報を登録する。
④ 電子印紙の番号を登録する。
⑤ 登録が完了すると、受付番号が発行されます。その番号と手続き完了時の控えを大事に保管。

まとめ

長くなったので、学生ビザ申請の流れをまとめるとこうなります。

① 学校に登録
② CAMPUS FRANCE 登録・面接
③ フランス大使館に申請
④ フランス入国・OFII登録

 

私がビザを申請したのは2019年ですが、現在コロナウイルスの影響で申請条件や申請書類などが変わっている可能性がありますので、必ず自分で確認してから申請してください。

最新情報は、CAMPUS FRANCEやフランス大使館のサイトで常にチェックすることをおすすめします。

CAMPUS FRANCE のサイトを確認する

フランス大使館のサイトを確認する

 

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