フランスに住む予定またはすでに住んでいるけど、外国人もフランスの医療保険に加入できるの?加入方法は?などの疑問がありますよね?
そんなあなたのために、フランスに来たら入るべき医療保険について解説します。
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フランスの社会保証 (Sécurité Sociale / セキュリテ・ソシアル)
フランス人全員が入っているこの社会保障 Sécurité Sociale。私たちのような外国人には仕組みが分かりづらいので、下の図を使って説明します。

https://assurance-maladie.ameli.fr/qui-sommes-nous/organisation/securite-sociale/securite-sociale
このSécurité Socialeは、職業によって3種類に分かれます。
・一般労働者 (Le régime général):給与所得者や個人事業主、滞在許可を所有する方向け
・その他 (Les régimes spéciaux):フランス国鉄SNCFや電気EDF、上下院議員などの方向け
留学生や長期滞在者は一般労働者(Le régime général)に該当します。
その一般労働者向けのSécurité Socialeが下記4点。
・l’Assurance Retraite : 年金保険
・URSSAF : 規制の施行、雇用促進、免除及び拠出金の削減の管理
・l’Assurance Maladie :
→ 医療保険 (branche maladie) : 病気、出産、障害、死
→ 労働災害補償保険 (branche accidents du travail – maladies professionnelles (AT-MP) ): 労働災害、職業病、通勤事故など
外国人でも長期学生ビザ(VLS-TS)を持っている学生などの3ヶ月以上の滞在許可証をお持ちの方なら申請したら医療保険 l’assurance maladieに加入できます。加入は無料で、月々の保険料は個々の状況 (働いていない / 働いている→給料の額) によって異なります。
さらに、手厚い保証が必要な方は、mutuelle (ミュチュエル)という任意保険に加入することも可能です。
医療保険 l’assurance maladie 加入の流れ
加入前に必要な手続きを済ませる
OFII (フランス移民局)でビザを有効化する
フランスに入国してから3ヶ月以内にビザを有効化してください。
詳しくはこの記事内の2.5 フランス入国後3ヶ月以内にOFII (フランス移民局)のサイトで登録を確認してください。

留学先の高等教育機関に登録する
学生の場合は、留学先の学校から在学証明書をもらいましょう。
銀行口座の開設
保険料を引き落としするための銀行口座を開設する必要があります。
l’assurance maladieに加入
Sécurité Socialeの一つの公的医療保険 l’assurance maladieに登録しましょう。
加入方法
Ameri.fr で自分のアカウントを作り、必要書類を登録する。
学生の場合はこちら。
必要書類
学生の場合
・パスポート
・学生ビザ
・滞在許可証
・教育機関の登録証明書
・翻訳済みの戸籍謄(抄)本
・銀行口座証明
会社員の場合
・申請書 ←リンク内からダウンロード可
・パスポート
・有効期限内の滞在許可証や長期滞在VISA
・翻訳付き戸籍謄(抄)本
・3か月以上の居住証明 (家賃の領収書や水道光熱費の領収書など)
・給与明細や雇用契約書など (収入がある場合)
・銀行口座情報
保険証 Carte Vitale (カルト・ヴィタル)を受け取る
登録が終わると、何ヶ月か後に自宅にCarte Vitaleという保険証が届きます。日本のように病院の支払い時や薬局で薬を買う際に提示し、自己負担額のみを支払うというシステムです。
届くまでに時間がかかるので、それまでの間はAttestation de carte vitale というCarte Vitale申請中というのを証明する書類が数週間で自分のアカウントに表示されるので、病院に行く際はこれをコピーして持っていくか番号を控えておいてください。
Attestationの間は病院代や薬代を全額払い、もらった領収書を自分が住んでいる管轄のl’assurance maladie事務所に送付することで控除額が自分の口座に返金されます。

私の場合は、1年経ってもなぜかCarte Vitaleが届いていません。
最近2回歯医者に行った時に自腹で払い、その分の返金申請をし、待っている状態です。
でも、なぜか自分のアカウントにアクセスもできなくなっている状態なので、何も確認できません…不安。
最後に
病気や怪我などは気をつけていても防げないものですので、フランスに長期滞在する方は、入国後にすぐに手続きをしましょう。
フランスに来る際に、戸籍謄(抄)本を持ってきておくと、日本から送ってもらう手間が省けるのでスムーズに手続きが進められますよ!
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