私がパリで実際に経験したスリ被害

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フランス観光

こんにちは。

「パリはスリ被害が多いから気をつけろよ!」と同僚に散々言われたすぐあとにスリ被害に遭ったShihoです。あまりに言われた直後だったため「え?嘘でしょ?冗談やめろよ。」って3回くらい言われました。

今回は、私がどんなかんじで被害に遭ったのかどんなシチュエーションが危ないかをご紹介します。

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私がパリで経験したスリ被害

当時日本にあるフランスの会社で働いていた私が出張でフランスに来たときの話です。

リヨンの近くに本社があり、出張が終わったあと観光するためにリヨンからパリまでTGVで行き、そのあとにメトロに乗り換えエコール・ミリテール駅 (École Militaire)で降りました。そして駅から出ようとしているときに被害に遭いました。

私は、斜めがけの小さめのポーチと中くらいサイズのスーツケースを持っていました。駅で降りたときにたくさんの人が向かっていた出口に一緒に向かえばよかったのですが、すぐ近くにエスカレーターがある小さい出口を発見したので、スーツケースも持っていたこともありそこから出ることにしました。

私の前にフランス人の30代くらいの男性が一人エスカレーターに乗っていて、私の後ろには15〜19歳くらいの少年たちが3人乗るところでした。その少年たちはエスカレーターに乗る前に何が話をしていて、そのあとにエスカレーターをいじっているのが少し見えました。

その直後、エスカレーターは止まり、突然のことにびっくりしましたが、仕方がないのでスーツケースを持ってエスカレーターを上ることに。

私がスーツケースを運んでいると、その少年のうちの一人が「重いでしょ、持ちますよ。」と何語で言われたか忘れましたが、身振り手振りで話しかけてきました。

しかし、私はそのときスーツケースにパスポートと持ってきた現金の半分を入れていたので、必死に断りましたが、しつこく「いいよ、持つよ、遠慮しないで。」みたいな感じで引き下がりません。

スーツケースは右側、斜めがけの小さめのポーチは左側にあったのですが、完全にスーツケースの方に注意がいき、その他の2人のことをすっかり忘れていて、スーツケースでもみ合っている間に、ポーチに入れておいた財布を盗まれてしまいました。

私の前にいたフランス人の男性がその一部始終を見て不審に思ったらしく、私と少年3人がエスカレーターを上がったときに、少年たちに「今何してたの?なんか盗んだの?」みたいな感じで問い詰めてくれてましたが、私は何が起こったのか理解できず、突然のことに呆然としていました。

そのときすぐにカバンの中を確認すればよかったのですが、状況が理解できなかったのと、フランス語がわからなかったのですぐにどんな会話をしているのかわからず、男性と少年のやりとりをみていました。

そのあと、少年たちは走って逃げて行ってしまいましたが、私は男性に「何か盗まれてない?」と聞かれてカバンをチェックすると、あっ、財布ない!とやっとここでスリの被害に遭ったことに気がつきました。

財布の中には、クレジットカード1枚少しの現金スーツケースの鍵が入っていました。

助けてくれたフランス人男性が本当に優しい方で、一緒に警察まで行ってくれて事情を説明してくれました。この人がいなかったらホテルに着くまでスリに遭ったことすら気づかなかったかもしれません。

警察では、被害届を出しました。ただし、警察の方には「ほとんどの場合、盗られたものは戻ってこないから期待はしないでね。」と言われました。

Shiho
Shiho

まー日本じゃないし、そうですよね。

このあたりは比較的安全と聞いていたので、この駅近くのホテルを予約していたのですが、完全に油断していました。

そのあと、すぐにクレジットカードを止める電話をしました。カードも使われてなかったようで一安心。

しかもそのときクレジットカードを1枚しか持ってきていなかったので、現金も少ししかないし、代わりのカードが届くまでどうしようかと思っていました。

しかし、幸いなことに次の日の朝にホテルのフロントに新しいカードが届いていました。

Shiho
Shiho

こんなことってあります?

神対応過ぎ!

 

スリが多いにも関わらず油断してしまった自分も悪かったと反省しました。

自分が悪かった点
・人が少ない出口を選んでしまった
・エスカレーター停止など不自然な点があったのに、少年たちを疑わなかった
・貴重品をスーツケースにも入れていたので、注意散漫になってしまった
・被害にあったあとにすぐにカバンの中身をチェックしなかった

被害にあってから気づくことは多かったです。

 

余談ですが、スーツケースの鍵も盗まれてその後どうやってスーツケースを開けようか悩みました。警察の方には、「鍵を壊してあげることもできるけど、ここからホテルまで運ぶの大変だよね」と言われ、確かに!と思い、ホテルで壊してもらうことに。

フロントのお姉さんにお願いしましたが、壊すような道具がないと言われ絶望。

最後の手段としてヘアピンで試してみることに 。ドラマや映画とかでよく見るけど、まさかね〜と思っていたら開きました!!

え?!こんな簡単に開くの?鍵の意味…

でも、姉に借りていたスーツケースだったので壊さなくてよかった!しかもパリのあとイタリアも行く予定だったので、スーツケースが無事でよかったです。

 

こんなシチュエーションにも気をつけて

メトロ車両のドア付近

日本の電車やメトロでドア付近に立つ人は多いと思いますが、パリではこの場所はスリのターゲットになりやすいです。

特にドア付近で携帯電話をいじったりしていると、ドアが閉まる直前にパッと盗られてそのまま逃げられてしまいます。貴重品も同じく気をつける必要があります。

メトロに乗る場合は、空いている席に座るか奥の方に乗ってください。

コスプレした人と写真を撮る

観光地周辺でキャラクター系のかぶりものをした人に写真撮ろうと言われて撮ると、あとでお金を請求されるパターンです。

私はパリではありませんが、LAでこの経験をしました。クオリティーの低いドラえもんとスパイダーマンが寄ってきて、一緒に写真撮ろうよみたいなかんじで話しかけてきて、私は断りましたが一緒にいた妹が撮りたいと言ったので撮ることに。

案の定そのあと強引にお金を請求してきて、「僕らの会社が黙ってないよ。訴えさせてもらう。」みたいなことを言われ、ドラえもんのかぶりものの中から睨んできましたが、「いやいや、どのクオリティーが言ってる?しかもドラえもん日本のキャラやし。どこの会社のこと言ってんの?」的なかんじで振りはらいました。

ラズベガスでも同じことしている人たちがいましたが、LAの方が強引でした。面白半分で写真を撮らない方がいいですね。

観光地はどこもこの手の人たちがいるみたいなので、気をつけてください。

 

署名を迫る

観光地周辺でフレンドリーな人が「署名してください」と話しかけてきて、書いている間に他の人が貴重品を盗むという手法。

または、募金を迫ってきたりする人もいるようです。

Shiho
Shiho

とにかくいろんな手法で観光客を狙ってくるので、要注意。

近づいてくる人は、信用しない方が良いかもしれませんね。

>>パリでスリの被害に遭わないための対策方法 についてもまとめました。

 

まとめ

事前にどんなスリの手口があるのか知っておくことは大事です。

盗られるものによっては、そのあとの旅のプランが台無しになってしまうこともあるので、盗られないように注意する必要があります。

私が盗られたものは大したものではなかったので、その後に大きな影響はありませんでした。良い勉強になったと思うことにします。

私の経験を伝えることで、これから同じような被害に遭う方が少しでも減ることを願ってます。

 

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