日本でも一時期芸能人の間で流行った逆さ言葉がありますよね。
例えば、寿司を「しーすー」や六本木を「ぎろっぽん」など、よくテレビで芸能人が言っていたのを覚えています。今では、ほとんど使う人はいませんが。
実は、このような逆さ言葉がフランスにもあります。Le verlan(ヴェルラン)と言い、それは現在でも使われています。
今回はこのle verlanについてご紹介します。
Le verlan(ヴェルラン)とは?
フランス語の単語を音節で切って、逆さにして作られる語のことです。Verlan という単語自体も、L’enversという言葉を逆さにし、
l’en/vers → vers/l’en → verlen → verlan
という風にできた言葉です。
Le verlan(ヴェルラン)の歴史
もともとは1960年代に、パリのフーリガンが他の人に何を話しているかわからないようにするために作ったシークレットコードのようなものでした。その後、フランスの有名な歌手Renaudが1978年にリリースした曲の歌詞にle verlanが使われており、フランス全土に広がり、人々の間で使われるようになりました。
1980年代には、フランスに住む移民が警察を混乱させる目的でグループ内の人しか理解できないようにle verlanが使われていました。また、le verlanを使用することで、かっこいい存在として社会の中で目立つようにという目的でも使われていたそうです。
現在でもフランスの若者の間でスラングとして使われています。

私たち日本人が外国で周りの外国人に何話しているか悟られないようにわざと日本語で話している感覚と同じかもしれません。
Le verlanに関してのYoutubeビデオを見つけたのでこちらをご覧ください。
*フランス語ですが、日本語に変更できます。
Le verlan(ヴェルラン)の使い方
Le verlan は視覚ではなく、発音とリスニング重視の言葉なので、逆さにした後の綴りが発音の関係上変わるときがあります。
*カタカナで読み方を入れましたが、Rの発音を完璧にカタカナ表記にはできないので、Rのところは発音に気をつけながら発音してみてください。
moi (モワ)→ oim (オワム)
意味:私を/に (3人称)
toi (トワ)→ oit (オワットゥ)
意味:君を/に
une femme (ウン ファーム)→ une meuf (ウン マフ)
意味:女性、彼女
un flic (アン フリック)→ un keuf (アン クフ)
意味:警察官
une fête (ウン フェット)→ une teuf (ウン トゥフ)
意味:パーティー
fou (フゥ)→ ouf (ウフ)
意味:クレイジー
méchant (メシャント)→ chanmé (シャンメ)
意味:意地悪な
un métro (アン メトロ)→ un tromé (アン トォメ)
意味:地下鉄
une prison (ウン プリゾン) → une sonpri (ウン ソンプリ)
意味:刑務所
pas (パ)→ ap (アップ)
意味:〜でない(否定形)
un moustique (アン モスティック)→ un stikmou (アン スティクモ)
意味:蚊
une musique (ウン ムズィック)→ une zikmu / une zik (ウン ズィクム / ウン ズィク)
意味:音楽
une soirée (ウン ソワレ)→ une résoi (ウン レソワ)
意味:夕方
fumer (フメェ)→ méfu (メフ)
意味:タバコを吸う
bizarre (ビザァ) → zarbi (ザァビ)
意味:変な
もっと知りたい方はこちら▼
まとめ
スラングを知ることで、その国の文化も知ることができ面白いですね。
フランス人全員が le verlan を使っているわけではありませんが、これを知っておくことで、さらにネイティブの会話が聞き取れるようになるかもしれません。今回紹介したもの以外にも、まだまだたくさんあるので、探して使ってみてください。

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