チーズとフランス人は切っても切れない関係。
“No Cheese No Life”と言える程、フランスにとってチーズはなくてはならない存在です。
そんなチーズをこよなく愛す美食の国フランスには、フロマージェリー(Fromagerie)というチーズ専門店がたくさんあります。
今回は、チーズの種類を紹介しつつ、フロマージェリーでチーズを買うメリットとフロマージェリーで買えるおすすめチーズをご紹介していきます。
主なチーズの種類と代表的なチーズ
フランスには300種類ものチーズがあると言われています。
生乳の種類や硬さや熟成方法によって、全く違うチーズができます。
生乳の種類:牛、水牛、羊、山羊
硬さ:ソフト、セミハード、ハード
熟成:カビ熟成(白カビ、青カビ)、細菌熟成(ウォッシュ)、山羊乳(シェーブル)
フレッシュ:
フランスのチーズはありませんが、他国の有名なものだと、
- イタリアのモッツァレラ(牛・水牛)
- オランダのカッテージ(山羊)
- ギリシャのフェタ(羊・山羊)
熟成:
カビ熟成(白カビ)
- フランスのブリー(牛)
- フランスのカマンベール(牛)
- フランスのバラカ(牛)
細菌熟成(ウォッシュ)
- フランスのリヴァロ(牛)
- フランスのモン・ドール(牛)
- フランスのエボワス(牛)
山羊乳(シェーブル)
- フランスのヴァランセ(山羊)
- フランスのサント・モール(山羊)
- フランスのクロタン(山羊)
カビ熟成(青カビ) ←いわゆるブルーチーズです。
- フランスのロックフォール(羊)
- イタリアのゴルゴンゾーラ(牛)
- イギリスのスティルトン(牛)
細菌熟成
- フランスのカンタル(牛)
- オランダのゴーダ(牛)
- オランダのライデン(牛)
細菌熟成
- フランスのミモレット(牛)
- スイスのエメンタール(牛) ←漫画などに出てくる穴の空いた典型的なチーズ
- イギリスのチェダー(牛)
- イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノ(牛)
フロマージェリー(専門店) でチーズを買うメリット
- とにかく種類が豊富
- どんなチーズを探しているか言えば、ぴったりなものを提案してくれる
→自分の好みのチーズが見つかる - プロの管理の元、品質が保証されている
- どんな食べ方がベストか、アドバイスがもらえる
フロマージェリーで買えるおすすめチーズ
今回は私が住んでいるフランス・ストラスブールにあるフロマージェリー “MAISON LORHO”に行ってきました。
実はこのお店のオーナー夫婦は、2人ともフランスでとても栄誉な賞M.O.F.( 国家最優秀職人章)を受賞した素晴らしいチーズ職人です。
*M.O.F.の詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。
MAISON LORHOに関してはこちらの動画をご覧ください。
*フランス語ですが、字幕を日本語へ変更できます。
では、早速チーズをご紹介していきます。
ブリー・ドゥ・モー(Brie de Meaux)
フランスのモー(Meaux)地方のチーズ。 ソフトでカビ熟成(白カビ)タイプ。
味は椎茸のような風味です。調理して食べても美味しいし、パンにハチミツと一緒にのせて食べても美味しい。
コンテ(COMTÉ)
フランスのコンテ地方のチーズ。 ハードタイプで、味はマイルド。
溶けやすいので、調理して食べても良いし、そのままワインと一緒に食べても美味しいです。
シャビシュー・デュ・ポワトー (Chabichou du Poitou)
フランスのポワトー地方のチーズ。ソフトの山羊乳(シェーブル)タイプ。
まろやかな味わいで、フレッシュなものを何週間か熟成させるとコクが増します。私のお気に入りは、パンにのせてハチミツと一緒に食べる食べ方です。
ナッツと一緒に食べても美味しいです。
マンスター/マンステール(Munster)
フランス・アルザス地方のコンテで作られたチーズ。
ソフトで細菌熟成(ウォッシュ)タイプ。
チーズをこよなく愛すフランス人でも苦手な方がいるほど、癖の強いチーズ。というのも、匂いが強烈です。でも、調理してしまえばその強烈な匂いは半減します。ジャガイモと一緒にグラタン風にして食べると美味しいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。たくさんある種類の中からいくつかご紹介しました。
日本にも輸入されているチーズはいくつかあると思いますので試してみてください。
何種類か買って食べ比べしてみると味の違いが分かりやすくて良いかもしれませんね。
フランスに来た際には、フロマージェリーに寄って是非いろんな種類のチーズを食べてみてください。
Comments
一番最初の写真、お店でチーズを自分で切るんですか?
はい! どれくらい欲しいか言えば、お店の方が切ってくれますよ。