フランス都市別気候と服装

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フランスに来る前に知っておきたいのが、目的地が暑いのか寒いのかがわかる気候情報ですよね。それによってどんな服を持っていけばいいのかにも影響するので準備の段階で必ず調べておいたほうがいい情報の一つです。

フランスは日本と同じように四季がありますが、都市によって少しずつ気候が違うので注意が必要です。

この記事では、フランスの7都市パリ、リヨン、マルセイユ、トゥールーズ、ボルドー、ナント、ストラスブール天候服装情報をご紹介します。

Shiho
Shiho

フランス旅行の準備のために参考にしていただけたら幸いです。

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パリ (Paris)

パリはフランス北部に位置し、観光で人気の都市です。凱旋門エッフェル塔ルーブル美術館など有名な観光名所が多く、年間を通してたくさんの観光客が訪れます。また、芸術の都と言われるように、音楽や美術、演劇、食、ファッションなど魅力あふれる街です。

年間平均気温と降水量

パリ(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 9,5 12,3 13,0 21,3 22,3 24,0 26,5 28,2 24,0 15,6 13,2 9,0
平均最低気温(℃) 4,6 6,5 5,6 10,0 11,3 14,4 15,7 17,6 14,5 10,3 7,3 5,2
降水量(mm) 28,4 89,7 56,2 29,5 57,2 47,0 8,5 43,0 52,8 94,6 13,8 118,8

パリの気候の特徴

夏は暑すぎず、冬は寒すぎない気候です。4月〜9月まで20度を超える過ごしやすい天候が続くので、旅行でパリに行くならこの期間がおすすめです。秋冬にかけて雨が降る日が増え、冬は雪が降る日もまれにあります。

服装

春 (3〜5月)

3月はまだ寒いのでインナーの長袖とスプリングコートで温度調整をしましょう。4・5月は暖かく快適な気温なので、カーデガンなどの羽織れるものとストールが重宝します。

夏 (6〜8月)

気温は25〜30度近くの日が多いので、半袖にサングランス、帽子や日焼け止めなどを忘れずに。まれに40度近くを記録する日もありますので注意。

秋 (9〜11月)

9月はまだ暖かいので半袖にストールなどで温度調整し、10・11月は寒くなってくるので軽めのアウターとストールが必要です。

冬 (12〜2月)

冬は雨が多いので防水、防寒ができるジャケットやブーツにマフラー、手袋、ニット帽などで寒さ対策をしてください。まれに雪が降る日もあります。

リヨン (Lyon)

フランス南東部に位置するフランス第2の都市。世界遺産美食の街としても有名。観光名所には、ベルクール広場やフルヴィエールの丘、ノートルダム大聖堂 (フルヴィエール) などがあります。毎年12月は光の祭典でプロジェクション・マッピングやイルミネーションを使用したイベントが開催されます。

パリからはTGVで2時間ほどで行くことができます。

年間平均気温と降水量

リヨン(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 9,5 13,7 14,6 21,9 23,0 25,3 30,7 30,7 26,0 16,7 13,8 9,3
平均最低気温(℃) 2,2 4,1 4,7 8,4 12,0 15,0 17,8 18,0 14,2 9,5 5,3 3,3
降水量(mm) 16,7 25,3 28,1 42,6 64,2 116,6 11,1 42,2 67,6 128,0 18,2 97,9

リヨンの気候の特徴

夏は暑く、冬は寒いのがリヨンの気温で、夏の最高気温は40度近くになる日もあり、冬は最低気温が氷点下を下回ることもあります。4〜9月は平均最高気温が20度を上回っているので過ごしやすく、旅行をするのにおすすめのシーズンです。

服装

春 (3〜5月)

3月はまだ朝晩が冷えるので、長袖のインナーにアウターで調整できる服装が良いです。4・5月は暖かくなってくるので、軽めのアウターのような脱ぎ着がしやすいものがおすすめです。

夏 (6〜8月)

平均最高気温が30度前後の日が続くので、半袖に帽子、サングラス、日焼け止めで日焼け対策を。最高で40度近くになる日もあるので、水分補給を忘れずに。

秋 (9〜11月)

9月はまだまだ暑いので半袖で大丈夫ですが、10・11月は気温がだいぶ下がるので、ストールや軽めのアウターで調整しましょう。

冬 (12〜2月)

最低気温が氷点下を下回る日があるので、厚手のコートやダウンジャケット、マフラー、手袋、ニット帽、ブーツなどで防寒対策をしっかりしてください。


マルセイユ (Marseille)

フランス南部に位置する都市で、フランス第3の都市。綺麗な海が広がるカランク国立公園ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド大聖堂などが人気の観光名所です。シーフードを使ったブイヤベースなどの料理も有名。

パリからはTGVで3時間ほどで行くことができます。

年間平均気温と降水量

マルセイユ(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 13,6 15,6 16,4 20,5 25,0 27,2 31,7 31,6 26,9 19,8 17,8 12,2
平均最低気温(℃) 5,1 5,7 6,3 8,8 14,0 17,0 19,8 19,9 16,1 10,3 8,5 5,1
降水量(mm) 21,2 4,2 8,2 63,2 67,8 17,4 0,2 4,8 45,4 16,6 19,0 56,4

マルセイユの気候の特徴

1年を通して比較的暖かい気候。5月から9月まで25度を超える夏日が続きます。冬と春に一定の雨量がありますが他の地域に比べると比較的雨は少なく、夏は30度を超えるような暑さの日が続き、空気は乾燥しています。旅行のベストシーズンは、5〜9月。

服装

春 (3〜5月)

3月はまだ肌寒いので、脱ぎ着がしやすい薄めの上着が必要。4〜5月になると徐々に暑くなってきて過ごしやすくなってくるので、半袖に薄い羽織るもの用意しましょう。雨が多いので、折り畳み傘や ウォータープルーフの上着があれば安心です。

夏 (6〜8月)

半袖やショートパンツなどの夏の服装。日差しがかなり強いので、帽子やサングラス、日焼け止めは必要です。また空気が乾燥しているので肌の保湿も忘れずに。海に行く場合は、日陰がないので帽子やサングラスを忘れずに。

秋 (9〜11月)

9月はまだまだ暑いので夏の服装で大丈夫ですが、11月以降徐々に肌寒くなってくるので、カーディガンなどの薄い羽織れるものがあれば安心です。

冬 (12〜2月)

冬でも12〜15度の間で、少し寒いくらいの気候なので、軽めのアウターを用意しておけばOK。冬での荷物がかさばらないのがいいですね。

▶マルセイユの観光名所とお土産情報についてまとめました記事はこちらです。

トゥルーズ (Toulouse)

フランス南西部に位置する都市。エアバス社工場や、現代美術館レ・ザバトワールや宇宙開発をテーマにしたテーマパーク、シテ・ド・レスパスが観光客に人気。

パリからはTGVで4時間ほどで行くことができます。

年間平均気温と降水量

トゥールーズ(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 11,7 15,0 15,1 20,1 23,8 24,8 29,7 30,4 26,5 17,7 16,6 10,7
平均最低気温(℃) 4,3 5,6 6,2 10,7 13,2 14,7 17,3 18,1 14,3 9,7 7,7 4,5
降水量(mm) 59,8 29,7 57,8 52,9 58,3 88,3 3,4 24,6 38,2 81,0 15,1 116,0

トゥルーズの気候の特徴

夏は暑く乾燥していて、冬は涼しい気候。旅行で行くなら、20度を超える4月〜9月がおすすめです。冬は比較的涼しい天候ですが、11月〜2月にかけて気温が氷点下を下回る日もあるので注意。

服装

春 (3〜5月)

比較的暖かいので、軽めのアウターやカーディガンなどの脱ぎ着ができるもので調整しましょう。

夏 (6〜8月)

25〜35度の真夏日が続くので、半袖にサングラス、帽子、日焼け止めで日焼け対策を。

秋 (9〜11月)

9月はまだ暑いので、半袖で大丈夫ですが、10・11月はやや肌寒くなるので、ストールや軽めのアウターで温度調節をしましょう。

冬 (12〜2月)

コートや防風タイプのアウターで寒さ対策をしましょう。まれに気温が氷点下近くまで下がることがあるのでマフラーなどがあれば安心です。

 

ボルドー (Bordeaux)

フランス南西部に位置する都市で、ワインが有名。サン・タンドレ大聖堂、サン・スラン大寺院、サン・ミッシェル大寺院、市内の歴史地区・月の港ボルドーが世界遺産に登録されている。

パリからはTGVで2時間ほどで行くことができます。

年間平均気温と降水量

ボルドー(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 12,6 15,3 15,1 20,6 23,8 23,6 28,8 28,9 26,0 18,0 17,1 11,7
平均最低気温(℃) 5,5 6,6 6,0 10,6 12,8 13,8 16,4 17,2 14,1 10,2 7,4 5,5
降水量(mm) 67,3 60,7 103,5 114,0 122,0 91,6 3,0 66,8 90,4 179,3 16,9 241,3

ボルドーの気候の特徴

夏は暑く、冬は穏やかな気候。1年を通して降水量が多く、夏は豪雨になる日もありまので、旅行の際は折り畳み傘か薄い防水加工の上着を持っていくようにしましょう。観光のベストシーズンは9月〜12月。

服装

春 (3〜5月)

比較的暖かいので、重ね着や軽めのアウターなどの脱ぎ着がしやすい服で調整しましょう。ストールを使うものおすすめ。雨対策で防水タイプの薄いアウターがあれば重宝します。

夏 (6〜8月)

半袖にサングラス、帽子、日焼け止めで日焼け対策をしましょう。

秋 (9〜11月)

9月はまだ暑い日が続くので夏の服装で大丈夫です。10・11月は肌寒いので、カーディガンや軽めのアウター、ストールを用意しましょう。

冬 (12〜2月)

インナーはセーターで、アウターはコートやブルゾンにマフラーなどの小物で温度調整しましょう。

ナント (Nantes)

フランスの北西に位置し、芸術と歴史の街に登録されている都市。観光名所には、ブルターニュ公爵城サン・ピエール・サン・ポール大聖堂、ジュール・ヴェルヌ博物館などがあります。

パリからはTGVで2時間ほどで行くことができます。

年間平均気温と降水量

ナント(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 11,1 12,9 13,8 19,9 22,3 22,0 25,8 26,6 23,9 16,5 15,0 10,9
平均最低気温(℃) 5,2 6,5 5,6 9,0 11,2 12,6 13,8 15,1 12,7 9,0 6,5 4,4
降水量(mm) 99,8 92,0 111,0 56,3 38,3 103,0 6,6 80,8 58,1 111,9 40,0 132,2

ナントの気候の特徴

比較的過ごしやすい気候です。冬はまれに気温が氷点下を下回る日もありますが、普段は5〜10度の間で寒すぎることはないです。2020年のデータでは、1年を通して雨が多いので、折り畳み傘や防水加工の上着があれば安心です。

服装

春 (3〜5月)

3月はまだ少し寒いので、インナーを重ね着し、軽めのアウターとスカーフで調整しましょう。4・5月は比較的暖かいので、軽めのアウターやカーディガンなどで脱ぎ着がしやすい服装で。

夏 (6〜8月)

半袖に、サングラス、帽子、日焼け止めで日焼け対策を。

秋 (9〜11月)

比較的暖かいので、軽めのアウターやカーディガン、ストールなどで調整できるようにしましょう。寒い日はインナーを重ね着でOK。

冬 (12〜2月)

インナーを重ね着し、コートやブルゾンに、マフラーなどの小物で温度調整をしてください。雨がたくさん降る可能性があるので、防水加工の上着やブーツなどがあれば安心です。

ストラスブール (Strasbourg)

フランス北東部のドイツとの国境近くに位置する都市。ストラスブール大聖堂やアルザスの伝統家屋があるプチット・フランスは世界遺産に登録されている。毎年冬にはクリスマスマーケットが開催され、たくさんの観光客が訪れます。

パリからはドイツ鉄道の高速列車ICETGV inOui2時間ほどで行くことができます。

年間平均気温と降水量

ストラスブール(2020) 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温(℃) 8,0 11,8 12,9 21,6 21,5 24,4 28,0 28,5 24,3 15,8 10,7 7,5
平均最低気温(℃) 1,0 3,7 2,9 6,2 8,8 13,3 14,2 16,2 11,8 7,8 3,2 2,1
降水量(mm) 10,8 80,0 47,4 14,1 56,0 95,9 12,0 61,9 18,9 55,7 11,4 43,5

ストラスブールの気候の特徴

夏は暑く、冬は寒い天候。春や冬に雨が降る機会が多くなります。夏は30度を超える日もありますが、カラッとしていて過ごしやすいです。冬は1〜2月にかけて雪が降る日がありますが、都市部はそんなに積もらないので、交通手段に影響はありません。

服装

春 (3〜5月)

過ごしやすい気温になってきますが、3月はまだ寒いので長袖に軽めのアウターが必要です。4〜5月は、半袖に薄い羽織れるものがあれば大丈夫。ストールで温度調整するのも良し。

夏 (6〜8月)

6月は雨が多いので、折りたたみ傘があると安心。日本のように1日中ずっと降るわけではなく、降ったり止んだりという感じなので、そんなに心配する必要はないです。7〜8月は暑いので半袖で、サングラスや帽子も用意しておきましょう。

秋 (9〜11月)

9月までは快適な気温が続くので半袖でも大丈夫です。10月からは冷え込むので、重ね着にジャケットが必要になってきます。11月はマフラーなどでさらなる防寒対策をした方が安心です。

冬 (12〜2月)

とにかく寒いので、インナーは重ね着で、丈の長いコートか厚いジャケット、ニット帽、マフラー、手袋が必要です。1〜2月にかけて雪が降る日があるので、防寒に加えて滑りにくい靴・ブーツがあれば安心。

 

まとめ

今回はフランスの7都市 (パリ、リヨン、マルセイユ、トゥールーズ、ボルドー、ナント、ストラスブール) の気候と服装情報をご紹介しました。これ以外の都市に行く場合は、この中から近い都市を参考にすればそんなに気温の違いはないと思います。

ちなみに私のおすすめ観光時期は夏です。冬は空が曇っていて暗いフランスですが、夏は空が青く、景色や建築物と一緒に写真を撮るととってもきれいです。湿気もなくカラッとしているので、汗でベタベタしたりしません。冬に行くなら、リヨンの光の祭典やストラスブールのクリスマスマーケットがおすすめです。

Shiho
Shiho

この記事があなたの観光地選びや行く時期を決めるのに役立っていたら嬉しいです。

*この記事のデータは、INFO CLIMAT の2020年の情報を参考にしています。

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Shiho in Strasbourg